
乾燥材です。丁寧に管理された人工乾燥によるKD材です。KD(Kiln Dry)=人工乾燥とは、木材を乾燥装置に入れ、人為的に加熱し、短期間で材の含水率を目標まで下げること。
いいえ無垢の一枚板です。接着剤などは一切使用しておりません。
節はあります。自然状態の木にとって枝は重要な部位です。それが木材となると節になります。同じものは存在しないその材固有の特徴です。自然由来の人為的には作ることのできない配置です。それらを楽しんでいただけると嬉しいです。
あります。ただし約2mの製品で3cm程度のもの3個までを規格として選別しております。抜け節はホームセンターなどにあるパテなどで埋めてしまう方法もありますが、そのまま配線を通したりするなどの活用方法もあります。人為的ではない穴は、あとから付けたものとは異なり風合いが面白いです。
素材としている飫肥杉の特徴でもある、気根(きこん)です。葉節(はぶし)とも呼ばれます。幹から細い枝が出ていた部分で、1ミリ~3ミリ程度の小さな斑点として板面に出てきます。虫食い穴と見間違われる事がありますが、穴は開いておらず強度にも影響はありません。気根は日本全国のブランド杉のなかでも良質な飫肥杉にだけみられる特徴です。※虫喰いは選別で製品としておりません。

主に九州南部一帯の良質な杉の大径・中径丸太を素材としています。飫肥杉と言われるブランド杉の地域で、腐りにくく粘りがある特徴から、かつては造船用に好適な木材として長く使われてきた歴史を持つ高品質な杉材です。江戸時代から明治の終わりまでは、飫肥杉の製材品は弁甲材と呼ばれ、その高品質から九州・西日本にとどまらずアジアに地域にも輸出されていました。近代になり船舶の素材が鉄鋼、強化樹脂へと変遷し、いまでは造船用に用いられることは稀になりましたが、その品質の高さを是非ご確認ください。

お客様にお届けする価格を少しでもお求めやすくするため、4mの丸太から取られた素材をそのまま半分に切るだけの工程としています。半分側の切り口が丸太カットの時のままの状態のものもあります。理由は、お使いになるお客様の大半の方は、使う前にお好みの長さにカットしなおします。これを1.8mなどに長さを統一して全数をカットする工程としてしまうと、お客様に届く材料は短くなり、カットする工程が増えた分、価格は高くなってしまいます。

サイズを1種類とすることで、製造工程はシンプルになります。無駄なコストを徹底的に排除する事により、お買い求めやすい価格を実現しています。色々なサイズのご要望にお応えして在庫をご用意すると、お届けできる価格は跳ね上がります。輸入材に負けない競争力をもった生産ラインと良質な杉丸太のふたつによってカフェ板は生産されています。

厚さ3cm×幅20cmの単一サイズのみご用意しております。
すべてこの形状でご用意しております。ただし、そういった用途を想定した極めて最小限のデザインとしております。鉋、サンダ、ディスククラインダなどのDIYや木工所様で簡単に加工できます。
材面の色はすべて原木(丸太)固有の自然由来のものです。カフェ板に人工的な着色はしておりません。芯部分の色が濃いものや薄いものなどさまざまなものがあります。使用していると時間の経過とともに環境に合わせて色合いも近くなっていきます。雰囲気を統一するには塗装をお勧めします。表面保護の効果もあります。水性、油性、自然塗料などどれとも相性は良い素材です。
外で使用する際は塗装をお勧めいたします。杉素材としては良質ですが屋外の風雨や紫外線によって痛みやすいのは全ての木材に共通する特徴です。
良質な杉の幅広な無垢板です。是非ご自由なアイデアでのご利用をお願いいたします。 簡易にパーテーションを構成する専用アクセサリ 「リノベ柱」 をご準備しております。
乾燥をさせる為の桟(さん)の痕です。もともとの素材は厚さ35ミリ×幅220ミリあり、それを乾燥させたあとに30ミリ×200ミリに削り込んでいます。そこまで削っても乾燥時に隙間をつくるために置いた桟のあとは残ります。時間の経過とともに色は落ち着いてきますが、お気になるようでしたら表面保護の効果とともに色も揃いますのでお好みの塗装をお試しください。
現在、弊社オフィシャルのネット販売は行っておりません。お近くのホームセンター、材木店などにお問合せいただけましたら対応可能です。1500枚以上お使い頂くことを検討中の場合などは こちら までお問合せくださいませ。
杉は曲がりやすく折れにくいと言われている樹種です。30ミリの厚さがある乾燥材のカフェ板は耐久性とともに耐荷重も高まっています。理論値や言葉ではイメージしにくいので、無選別で30枚ほど折れるまで曲げてみました。検査結果は次の通りです。2mのカフェ板の中央部に静荷重をかけた場合、弓なりに曲がりはしますが平均して3kn(306kgf)付近まで耐え、折れにくい性質を発揮します。写真の変位量は約16cmです。1900㎜スパンの中央に約300kgの荷重をかけている状態です。例えば、現役時代の小錦関がゆっくり乗って中心でつま先立ちをした感じの状態です。これはあくまで杉の特性を確認するための参考値です。実際の使用に際しては適切に根太や束などを配置し、安全に考慮した余裕の持たれた設計をお願いします。弾力性があり、固すぎない杉は、しっかり固定すれば人が触れる部分に最適な性質を発揮します。ただし、飛び乗ったり踊ったりした場合は動荷重となり条件が変わります。また自然素材なので個体差があります。

