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中国木材は、ベイマツの産地である北米と自社工場を大型原木船で直結して、住宅構造用部材の「乾燥材」ドライ・ビーム、「集成材」ラミナ・ビーム、国産スギとベイマツを組合せた「異樹種集成材」ハイブリッド・ビームを製造し、全国展開した物流ネットワークを使った即納体制で全国に供給しています。
さらに、住宅の設計図を基にあらかじめ構造材の接合部加工を行う プレカット をお客様のニーズに応じ行っています。
中国木材は、製造から物流までの一貫した体制でコストパフォーマンスに優れる高品質な住宅づくりを支えています。





アメリカから日本に輸入されているベイマツ丸太の約79%が中国木材で使用されています。(2018年実績)
中国木材の製品供給量を全国の横架材需要量に換算すると、全国で1年間に建築される木造在来軸組工法の住宅40万戸のうち、約3軒に1軒が中国木材の製品を使用していることになります。
また、国内の構造用ベイマツ無垢乾燥材の梁・桁においては、約95%をドライ・ビームが供給している計算になります。


中国木材は、北米から直輸入で原木を仕入れています。常に最大規模の原木専用船6隻が、北米と日本を往復しており、1ヶ月に5隻のペースで原木を運んできます。さらに、この大型船舶による大量輸送を最大限に活かすため、大型原木船専用の岸壁を自社内に建設し、北米と当社製材工場を直結する一港積み、一港おろしという輸送体制を確立しています。
また、当社の原木保管ヤードには製材量1週間分のストックしかないという管理体制です。
この効率の良さが、当社の製品価格に活きています。






中国木材は、原木・製品の荷役から工場内の搬送にいたるまで、あらゆる場面での合理化・効率化に取り組んでいます。
北米と当社製材工場を直結する
一港積み一港降ろし


当社物流における最大の特長は船舶による輸送です。本社のみならず各物流センターにも専用岸壁を設け、国内物流の基幹をなす製品輸送船も大型化するなど、創業当初から常に効率的な物流体制を追求してきました。
21世紀は環境の時代。二酸化炭素の排出問題や限りある化石燃料資源への懸念から、エネルギー効率のよい物流が求められています。当社は船舶での大量輸送をベースにすることで、製品あたりの輸送エネルギーを抑え、環境負荷の低減に貢献できると考えています。
「木を活かす」ために、何をどうするべきか?当社と全ての協力企業がこの理念を実現するために取り組んでいます。





昔の家造りは、棟上げして構造を組上げたら、1年以上も建築現場を放って置くことが普通でした。その間に木を十分乾燥させて、構造の安定を図ることが昔の大工さんの知恵だったのです。 しかし、今はスピードの時代。構造体でゆっくり乾かすということの伝統的な家造りが 難しくなってしまいました。そこで、前もってしっかり乾燥させた木材が必要になってくるのです。
中国木材は、木が持っているすばらしい性能を最大限に生かすために、そして本物の家造りのために乾燥にこだわり続けます。





大型工場による乾燥装置群。乾燥コストの低減と安定供給を実現します。
燃料は石油に頼らず、自社工場から排出される残廃材を「大型自家発電付きボイラ」の燃料として活用し、乾燥に必要な「蒸気」と「電気」を効率良く得ています。
中国木材は、国際競争に打ち勝つコストダウンと安定供給のために、そしてゼロ・エミッション(ゴミ・ゼロ)を目指して乾燥事業に取り組んでいます。

■乾燥機数:1,051基(1基50m3換算) ※2023年1月時点




技術職人の減少や住宅建築の工期短縮から、急速な勢いでプレカット化が進んでいます。住宅用構造材のメーカーである当社がプレカット加工を自ら行なうことで、お客様のニーズ、時代のニーズを深く理解することができると考えています。またお客様からのプレカットの要請にも応えることで、お客様の販売活動を支援し共に発展していきたいと考えています。




国内では大量に植林されてきたスギをどう活用するかが大きな課題となっています。 近年、日本は木材の多くを輸入に頼っており、国産スギは使用用途が少ないこともあって 林業の採算は厳しいのが実状です。このままでは、日本の林業はますます 衰退の一途をたどることになります。一方で、国内のスギは十分な量が保有され毎年その量は増加し続けています。
中国木材では、必ず国産スギが見直される時代が来ると考え、スギとベイマツによる異樹種集成材(ハイブリッド・ビーム)やムク・ボードを開発しました。これらの製品は、今まで利用できないと山に放置されていた曲がり材や欠点材、さらには間伐材までを積極的に活用します。森の資源を上手に活用しその経済価値を高めることは、森林の整備や植林を含めた持続的活性化につながり、ひいては温室効果ガス削減にも大きな意義を持つものと考えています。