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家作りの第一歩は、まず家の骨組み(構造材)にこだわることから始めたい。ドライ・ビームは厳選された丸太から良質な素材を取り出し、じっくり丁寧に乾燥させた住宅用構造材です。





ベイマツは、北アメリカ大陸西部の広い範囲に分布し北アメリカ最大の蓄積量を持つ針葉樹です。材質は強くて、曲げ強度に優れ、木造建築の構造材(特に横架材)に適しています。












木は本当にすばらしい性能を持つ建築材料です。熱を伝えにくい・弾力性がある・塩害に強い・衝撃を吸収する・調湿効果がある・音をやさしくする・紫外線をやわらげる・森林浴効果があるなどといった優れた性能をたくさん持っています。

しかし、伐採したばかりの木は時間の経過によって縮んだり・反ったり・曲がったり・ねじれたり・割れたりする性質も持っています。これは木に含まれている水分が主な原因です。木は乾いていく過程で繊維方向によって収縮の割合が異なるために「くるい」が発生するのです。
 
昔の大工さんは木の乾燥と収縮の関係を知っていて、棟上した後すぐには内装工事にとりかからず、半年以上放っておきました。その間に木を十分乾燥させて構造の安定を図ることが、昔の大工さんの知恵だったのです。こうして乾燥させた木材は、現代の数値で表現すると含水率(※)15%〜20の状態になっていたと考えられます。しかし、今はスピードの時代。構造体でゆっくり乾かすというこの伝統的な家造りが難しくなってしまいました。そこで、前もってしっかり乾燥させた木材が必要となってくるのです。


(※含水率:木の中に含まれている水分重量の割合を表す数字)




木は人と地球に多くの恵みをもたらしてくれます。それは木が地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収し、酸素をつくってくれるからです。ドライ・ビームの原材料であるベイマツは、毎年計画的に伐採と植林をくりかえして森林を維持しています。この計画的な伐採・植林のサイクルは実によくできています。

なぜなら、樹齢の高くなった木は二酸化炭素の吸収力が弱くなるため、この木を伐採して吸収力の旺盛な若木を植林した方が空気の浄化につながるからです。

また木は樹齢に比例して長持ちするため、樹齢の高い木で住宅をつくると耐久性にもすぐれるのです。




中国木材では、原材料の調達を、北米最大級の森林企業であるウェアハウザー社と提携。「ドライ・ビーム」の原材料となる、良質な米松を厳選して輸入し使用しております。輸入された米松の原木は、自社工場に隣接したバースに荷揚げされた後、製材ラインへ流れ、独自の乾燥・加工工程を経て、厳しい品質管理のもと「ドライ・ビーム」として誕生します。さらに、専用輸送船や拠点配送センターなど、独自の流通システムによって、効率的な物流を築いています。
 
このように、原材料から、製材、乾燥、加工、流通までの一貫した体制があるからこそ、低コストで高品質な「ドライ・ビーム」を安定的に提供できるのです。